


専門の審査員は、審査技術には優れていますが、様々な制約から、非常に限定されたサンプリング審査にならざるを得ません。
従って、常に見落としの可能性があります。
例えば、外部の人間には見出し得ない不合理や利点等も、業務内容に通じた内部の者なら、見逃さないでしょうし、監査内容に納得が行かない場合には、時間を延長する等、いろいろ融通を利かせることも可能でしょう。
また、監査に参加することで、従業員一人ひとりに当事者意識が生まれ、自社のMSを見つめなおす機会となります。
何より、どんなひどい指摘を受けても、失効になる気遣いはないので、とことん改善に取り組むことができます。
専門家には遠く及ばずとも、最低限の力量がなければ、全ては絵に書いた餅です。
しかし、これまでの監査員研修では、規格や用語の解説がその中心でした。
知識は独学でも得られますが、実地審査で重要なのは、そうした監査知識よりも、むしろ監査技術の方です。
QMSには、継続的改善が求められます。
その上で、監査の持つ役割は大変重要であり、監査が充実しなければ、MSの発展は見込めません。

