たとえ従業員が5名以下の小さな会社でも、年度初頭には1年間の目標を立てるでしょう。
そして、1年間でそれをどのように達成していけばよいのか計画を立てるでしょう。
これがMS(マネジメントシステム)でいうところの『実施計画』です。
また、年度末には1年間の活動を振り返り、何が良く何が悪かったのか
来期はどうすべきなのかを検討するでしょう。
これが『マネジメントレビュー』です。
このように、規格で要求されている内容は、実は普段から皆さんが当たり前に行っている活動と
重なるものがほとんどです。つまるところ、規格要求を一言で言えば
“当たり前のことを当たり前に行うこと”
だと言って過言ではありません。
それなのに、多くの企業では、わざわざMSのためだけに、普段ろくに見ない文書を
作成したり、審査のときしか使わない様式を作ったりしています。
コンサルタントもそれを薦めたりします。
いい加減、意味の無いことはやめませんか?
普通のことを普通にやって、足りないところをちょっと補えばそれで十分です。
中には「それで指摘を受けないか?」と不安に思う方もおられるかもしれません。
率直に言って2、3の指摘はあるでしょう。でも全く問題ありません。
指摘されたら、是正すれば良いのです。
指摘を異常に忌避するのも、日本のMSの良くない特性です。
継続的改善を目指すISOやプライバシーマークにとって、指摘は歓迎すべきものです。
指摘を怖れるのは、改善の仕組みに自身が無いからです。むしろ指摘の全く無いことの方が
マネジメントシステムとして憂慮すべきとこです。
少しずつ少しずつ、まさに“継続的改善”を行えばよいのです。